3夜に渡って放送される「岸辺露伴は動かない」の第3話が放送されました。
今回は1話、2話でちょくちょく出ていた中村倫也さん演じる太郎くんが物語の核となっている話です。
今回もまた感想などを述べていきたいと思います。
D.N.A
担当編集の京香(飯豊まりえ)から付き合っている写真家の平井太郎(中村倫也)の記憶喪失を“催眠術”で探って欲しいと頼まれた露伴(高橋一生)。写真家だった太郎は6年前に交通事故にあい、一命は取り留めたが、社会復帰できずにいた。京香に太郎を紹介され話しているところに娘を抱えた片平真依(瀧内公美)が通りかかる。すれ違い様、娘の手が太郎の袖をつかみ転倒させてしまう。露伴はその瞬間、娘に異変を感じていた。

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3話の新たな登場人物


片平真依(瀧内公美)
インテリアコーディネーター。6年前に交通事故で夫を亡くし、娘の真央と二人で暮らしている。
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感想&詳細
インテリアコーディネーターの片平真依はシングルマザーで6年前に交通事故で夫を亡くしている。
母親ひとりで娘の真央を育てているがある悩みを抱えていた。
露伴は編集者の泉から恋人の平井太郎をこの前露伴が志士十五にやったという催眠術で一度かけてほしいとお願いされる。
案の定、露伴に断られた泉は太郎に露伴の事を伝え、太郎は露伴の家に一緒に行ってみる事にする。
その途中で露伴をみかけ声をかける泉。

露伴先生!てことはやってくれるんですね~催眠術!

何のことだ。僕はいつもの店でネタをまとめたいだけだ。

先生!待ってください!彼なんですよ。お話してたの。せっかく会ったんですしちょっとだけお願いします。催眠術。

催眠術にちょっととかあるか!

じゃあ全部で!

それもない。なんだ、全部って
その会話の最中、娘の真央を連れて真依が通りかかろうとした時、太郎の袖を引っ張る真央。
真央
「はちにんこ」
袖を引っ張られた事によって体勢を崩し、頭を打ってしまう太郎。
真依と泉は太郎に駆け寄り、念のため病院に行こうと太郎を連れていくが、その娘に何か不思議なものを感じた露伴。

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太郎が病院で検査をしている間、泉は真依が集明社でも会ったことのあるインテリアコーディネーターだという事に気が付き、世間話を始めます。
そして泉が露伴と催眠術について話していると真依はなぜか露伴に興味を持ちます。
やがて太郎が来てもう少し検査に時間がかかると言い、真依に気にしないで伝え、真依は帰ろうとしますが
真央
「はちにんこ」
と太郎の袖をまた引っ張ります。
真依は真央に注意をし、病院を後にします。
その様子を見ていた露伴は

なぜだ?あの子はなぜふんわり彼氏に・・・
露伴は泉に真依の出版した本の写真を撮ったのは太郎じゃないかと尋ねますが、泉は違うと言い、太郎が撮る写真のジャンルが全く違うと露伴に言います。
そして太郎が事故に遭う前と遭った後で全然雰囲気が違ってしまった事を聞いた露伴は、真依とコンタクトが取れないかと泉に頼みます。
後日、真依の家に露伴と泉が訪れ、露伴は勝手に真依の家に入っていき、2階の真央の寝室に来ます。
そして露伴に真央に催眠術をお願いしたいと話す真依。
そこで真央の事、6年前に夫が死んだ事を露伴に話し、なぜ真依が娘の真央を怖がっている理由を尋ねる露伴。

信じてもらえないかもしれませんが・・・なぜか真央といると事故が多いんです。さっきもそうですし、他にも何度も。

いやそれは・・・たまたまじゃ・・・

じゃああなたは近くで事故があったり、目撃した事何度あります?普通はそんなにないでしょう?なのにこんなに何度もあるっていうのは、もしかして真央が災いのもとになってるんじゃないかって・・・。夫が亡くなった事故の時も真央がお腹の中にいて・・・原因は遺伝だと思います。実は私の両親も事故で亡くなっているんです。こんなの偶然で片付けられないですよね。昔なら呪いとかって言うんでしょうけどそんなんじゃなくてこういう運命とかいうものも親から子へ遺伝するんじゃないんでしょうか。見た目や性格みたいに。
そして真依はただ普通に暮らしたいだけだと言い、露伴に催眠術をお願いし、露伴は真央の寝室に中へ入っていく。
真央
「はちにんこ」
露伴は子供が苦手なので、真央を見るとすぐに「ヘブンズ・ドアー」を発動させ、真央の本の中身を読み始めます・・・
しばらくすると、露伴は真央の寝室から出てきます。
その後、真央は寝室から出て行ってしまう。

どうでした?治せそうですか?

まったく拍子抜けだよ。何も異常はない。だから治す必要もない

そんなはずは・・・だって・・・

本当だ。見た目はそれこそ遺伝のなせる技だし、逆さに喋ったりこうやって隠れるこの子の性格つまり個性だ。

個性って・・・こんなの普通じゃない!

普通?よくわからないな。普通の基準は?どこからどこまでが普通だ?目の色が違って、言葉は逆さま、潜って暮らすのが好きそれがあなたの子だ。どこにも問題はない。
そして納得できない真依はもう一度真央を診てくれといい、真央を無理やり連れてこようとしますが、真央は激しく抵抗します。
真央は真依を突き飛ばし、1階に降りていこうとしたその瞬間、露伴と泉の目の前で真央の姿がフッと消えてしまいます。

驚いたな・・・僕と同じギフトを持った人間が他にいるなんて・・・
真央を探す真依に対し、露伴は真央がこうなったのは真依のせいだと話し、真央の心を包んでいるのは真依だと露伴は言います。
玄関のドアが開く音がし、その後を追いかける3人。
もしかしたら太郎のいる病院にいったのかもしれないと太郎の病院に急いでいくことに。
病院についた3人は真央がいないのを確認。
そこで泉は気になっていた事があると2人に太郎が6年前の事故の際にドナー提供を受けた事、そしてそのドナーとはもしかして事故で死んだ真依の夫ではないかと話します。
真依は確かに何人かの人間にドナー提供はしたと言い、それを聞いた露伴は驚くと同時に興味を示します。
そこに看護師が現れ、太郎がいきなり病院からいなくなった事を知る。
そして3人は真央と太郎をが遊んでいるのを近くの公園で発見する。

太郎君があんなに笑ってるところ初めてみた・・・

真央も・・・。あの子・・・あんな風に外で・・・信じられない。
それを見ていた露伴は4人にいきなり「ヘブンズ・ドアー」を発動させ、太郎の本の中身を読み始め、太郎の本が途中で真っ黒になっていてそれから全く違う本の内容になっているのに気づく。

妙だな・・・意識が無くても身体に刻まれた記憶があるはずだ・・・彼は一度心臓が止まってる?するとこれは「死」か?色が前と違う。これは事故・・・それとも臓器移植の影響?
露伴は真央と真依の本も確認し、3冊とも広げてみると・・・

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なるほど・・・こういうこともある・・・か・・・
その後、真依と太郎、真央が並んで帰る途中、真依は太郎から以前夫から言われた言葉を耳にする。
央(真依の死んだ夫)
(でも大丈夫。気にしないで。君も。俺も。その子も。きっといいヤツ)
太郎
「きっといいヤツ」
そして真依は太郎に駆け寄り、真央と一緒に帰ります。
その後露伴邸では露伴と泉の姿が。

結局、真央ちゃんのまわりで事故が続いていたのって偶然だったんですかね~

そうなるな。同じ人間が何度も事故に遭う確率がどれくらいかは知らないが、絶対にゼロじゃない。ゼロじゃない以上、それは起こりうるんだ。臓器移植された相手と出会う事もな。

それは奇跡ですって。物凄い偶然ですよ。じゃあ真央ちゃんが父親の臓器移植の相手が太郎君だって気づいていたっぽいのはどう説明するんですか?
露伴はそれこそ遺伝なのかもしれないと話し、臓器移植で入り込んだ遺伝子はそこに魂を持つこともあるんじゃないかと泉に話します。
そして泉は太郎と別れていた事が判明。
泉は真央が消えた時、露伴がそれを当たり前のように言っていた事について追及すると露伴は強引に誤魔化し、泉を家から追い出します。

世の中「奇妙な事」はある。特に岸辺露伴のまわりには。
そして露伴は漫画を書く前の体操を始める・・・
「D.N.A」終了。
今回は不思議でなんかロマンチックな話でした。
要は遺伝子が前の記憶を持つかという話ですね。
現代ではまだ遺伝子については不明確な部分も多いらしいので、そう考えるとこういう事があっても不思議じゃないかな・・・と思います。
ちなみに「岸辺露伴は動かない」のロケはここで行われていたようです。たかっ!
「D.N.A」のTwitterの反応
まとめ
いかがでしたでしょうか。
3話とも見ましたが、思った以上に良かったです。
原作の雰囲気を忠実に再現できていたと思うし、何より高橋一生さんの演技がとても良かったです。
ネットでの評判もすごくいいみたいなのでNHKさん!是非続編をお願いします!