アニメ「NIGHT HEAD 2041」の第10話の感想になります。
前回はこちら。
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#10 「守護と救済 -Our Destiny-」
窮地に陥った直人と直也は、正幸の力により、既の所で、かつて翔子が発見されたロシアの海岸に瞬間移動させられる。そこで御厨の古い友人ロシュコフとヴォルクに助けられた二人は、彼らの施設に御厨がいることを知り、面会を願い出る。しかし、そこで待っていたのはすでに息を引き取った御厨の姿だった。
脚本:飯田 譲治 絵コンテ:新井 陽平 演出:山村 聡 作画監督:蔦 佳穂里
感想
保安隊の本田はある人物と会話していた。
預言者が示すロシアの場所の詳細を聞いた本田はその場所に君江、タクヤ、ユウヤとともにロシアに向かうことに。
ユウヤはタクヤに霧原兄弟は倒すべき相手じゃないと話し、それに反論するタクヤ。それに対しユウヤは
『戦うべき相手じゃない気がする。直也と繋がった時、そう感じた。それに保安本部のやり方は本当に正しいのか?なあ、兄貴。あいつらと話せないか?俺達の因果が関係しているなら・・・』
と言い、それを聞いていたタクヤはユウヤの手が消滅しかかっているのを目撃する。
『ユウヤ・・・それ・・・』
『ゴメン、兄貴。消滅が始まっているみたいだ』
タクヤは改めて世界の消滅を防ぐため、そしてユウヤを救うため霧原兄弟を殺すことを決める。
一方、直人と直也はロシアの海岸で見つかったところをロシアの研究施設の人間達に保護されていた。
その研究施設で運ばれた直人達は御厨の古い友人というロシュコフとヴォルクというロシア人と出会う。
そこで同じく連れてこられた双海翔子と同じような能力を持っている8人の子供たちで中間世界を創造していた事を知る。
その施設の中のコネクトされた装置の中に御厨の姿があり、安否を尋ねると数時間前に息を引き取ったと事を聞かされる。
それを聞いた直人達は晶子の異次元空間から脱出した後に現れた御厨の姿を思い出す。
『御厨さん・・・』
すると御厨の亡骸を見ていた直也の手が消滅しかかってしまう。
(これは・・・)
その頃、ロシア基地に到着した保安隊。
ユウヤは直也の視界と繋がっていた。
『兄貴。直也と視界と繋がった。巨大な機械と研究者が見えた。多分ロシア系の外国人。そこに直人も・・・兄貴。やつらと戦わない方法を考えないか』
『まだ言ってるのか?安心しろ。今度こそケリをつける』
本田は君江の能力を使い、偽の政府の書簡を偽造し、ロシュコフの研究施設の視察を申し入れる事に。
そのロシア軍からの視察要請を受け取ったロシュコフは、その事を直人たちに伝え、ヴォルクがその対応に向かうことに。
またユウヤは空をぼーっと見ていた。
それは直也と会話するためだった。
(直也・・・直也・・・俺達がビジョンを共有した事を覚えているか?あの時から俺達はずっと繋がっていた。いやもっと前からかもしれない)
(僕もハッキリとではないけどユウヤの存在を感じていたよ)
(なあ直也。俺達の両親の事・・・)
(え?なに?ユウヤ)
(・・・いやいいんだ。奥原晶子は言っていた。俺達を巡る因果がパラドックスを起こしていると。それならその因果を断ち切ることが出来れば世界の崩壊を防げるかもしれない)
(僕たち二人が直接リーディング仕合ええば、きっと因果の正体がわかるはずだよ)
(ああ、俺とお前の力なら出来る)
(やってみよう、全てを救う方法を)
そして研究施設を視察を申し入れた本田はヴォルクと面会をすることに。
一方的な本田の申し入れを却下したヴォルク。
それを聞いた本田は君江の、マインドコントロールを使ってヴォルクの部下にヴォルクが撃たれた幻覚を見せ、ロシア軍に向けて発砲させてしまう。
その場は銃撃戦に。
急いで乗ってきたヘリの乗り込むヴォルク。
『よくやった君江。これでロシア軍も我々のために動いてもらおうじゃないか』
そして本田とともにヘリに乗り込もうとする君江にユウヤがマインドコントロールを使って銃撃を誘発させたのかと問い詰める。それに対し君江は
『本当に腑抜けになったみたいね。聞きなさい。今この世界は消滅しようとしている。些細な犠牲の上に救える大勢の命があるのよ。それを実行するのが我々の正義。あなたは保安隊の特務部隊。自覚なさい』
とユウヤに告げ、ヘリに乗り込んでしまう。
その後、研究施設に戻ってきたヴォルクから話を聞いた直也はそれが君江のマインドコントロールの仕業だと気づく。
そしてヘリの上空で本田から今回の銃撃でロシア軍が報復するために、研究施設を7分後に爆撃される事を聞かされたユウヤ。
それをユウヤとコネクトしていた直也はその事実をみなに知らせ、避難させようとする。
しかし直人は自分だけがここに残り、なんとか研究施設を守ると言い、それなら自分も残ると直也。
またユウヤは本田に対し銃を向ける。
『どういうつもりだ。ユウヤ』
『爆撃を止めるよう軍に伝えて下さい!』
『自分のしている事の意味がわかっているのか!』
『俺は本気です!』
そんなユウヤにそっと銃を向けるタクヤ。
『ユウヤ。銃を下ろせ。頼むから』
『兄貴。全てを救えるかもしれないんだ。俺を信じてくれ・・・』
そしてロシア軍の戦闘機が研究施設に向かってくるのを確認した直人達。
『来た・・・』
『兄さん・・・』
戦闘機からミサイルが発射され、それを懸命に超能力で防ぐ直人。
『おおおおおおお!!』
がミサイルは何発もあり、全てを防げなかった直人たちの目の前にミサイルが。
その刹那、研究施設にいた双海翔子の目が開かれ・・・
その場が眩い光に包まれる。
それが収まると、ミサイルも戦闘機も消滅していた。
第10話終了。
今回はクライマックスといった感じだったですね。
ユウヤは前回の保安隊のやり方や、直也とコネクトしたことにより、どちらかというと直人達側の人間という印象でした。
そしてタクヤは消滅しようとしているユウヤを救うために、霧原兄弟を抹殺しようとしますが、いまいち迷っている感じですね。
そして研究施設を守ろうとした直人。
直人も以前、自分達だけが犠牲になっているのは納得出来ないという不満を御厨にぶつけていましたが、御厨自身も己の命を犠牲にして世界を救おうとしていた事を聞かされた事で、研究施設を守ろうとしたんだと思います。
結局自分達だけが犠牲になっているんじゃないって事がわかったから。
そしてラストの双海翔子。
あの現象は・・・
次回が気になりますね。
10話のTwitterの反応
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このNIGHT HEAD 2041もういよいよあと数話で終了という事ですが、果たして伏線などは回収出来るのでしょうか?
ラストに向けて物語も盛り上がりを見せてきましたが・・・果たして?
今のところキレイにまとめられるかもとは思っていますが、まあラスト次第かなという気はしています。