ドラマ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」の最終回が放送されました。
前回で新山律子は沙羅から自分が幼い頃、一度閻魔堂に来て生き返らせてもらっている事を知ったところで終わりました。
今回は最終回ですがどんな結末が待っているのでしょうか。
あらすじ
何者かに殺された律子（牧瀬里穂）は、沙羅（中条あやみ）から「期待外れ」とののしられる。実はかつて律子は事故で死にかけ、沙羅に救ってもらった過去が明らかに。「背負った業には抗えられない」と沙羅に告げられた律子は「自分の人生は間違いじゃない」と食い下がる。すると沙羅は律子に生き返りと、これまでの人生の消失をかけた推理ゲームを提案。律子は条件を飲み、自分を殺した犯人の推理を始める。たどり着いた答えは…
感想＆詳細
回想シーン
閻魔堂沙羅
天国へは行きたくない、生き返りたいと願うのですか？
あなたは母親から愛されることもなく、孤独と飢えと暴力に耐え続けてきた。生き返ったとしてもそれは変わりませんし、むしろ今まで以上の苦しみを受けるでしょう
幼い頃の律子
そんなことない！ママに・・・好きになって欲しい・・・大人になって幸せになりたい
それが35年前の律子が沙羅に言った言葉。
それで沙羅は律子を生き返らせることにしたが、結局は沙羅の言った通りになってしまった。
新山律子
こんなの夢かなんかでしょ？早く元の場所に戻して！
沙羅
無理です。
律子
私が死んだら娘は？美久はどうなるの？
沙羅
手放そうとしていたんでしょう？ただ自分が楽になりたいために
律子
あなたはなんなの？私に一体どうしろっていうの？
私にとって死者復活ゲームとは人間の可能性への賭け。人は背負った運命、宿命や業に対しどこまで抗うことができるのか。人間は弱くもあれば強くもある。たち向かう者もいれば逃げ続ける者もいる。過ちを重ね、大切なことを見失い限りある生を浪費し、やがて死を迎える。そしてあなたたちはやがてこの場所にやってくる。その人生にふさわしい審判を下されに。ここでは犯した罪は必ず裁かれるのです。人間の世界と違って。新山律子。期待したのが間違いでした。あなたは地獄行きです
間違いなんかじゃない・・・私は弱虫で役立たずだったかもしれないけど、生き返ってからもつらいことはたくさんあった。でもそれだけじゃない。叔父さんや叔母さんは私の事を見捨てずに育ててくれた。うまくいかなかったけど結婚もした。それで娘の美久を産んだの。娘の美久を愛してる。それは嘘じゃない！あの子に会えただけで生きててよかったって、そう思ってるから。だからお願い。私にもう一度生き返るチャンスをちょうだい！勝手に終わらせないで！最後まで責任もって付き合いなさいよ！
あなたの人生には多くの苦悩が絡みついている。母親から与えられた傷。人殺しの娘であることの業。それが消せない事は証明されました。それでも生き返りたいと望みますか？
望みます
そして沙羅はいつもの謎解きゲームを提案し、律子は自分を殺した犯人を見つけ出す事に。
沙羅
あなたにチャンスを与えるのはこれで2度目。クリア出来なかった罰則に厳しくさせていただきます。
沙羅はそういうとある方向を指さします。
あれは地獄に使者で、あれが沙羅の手元にある幼い頃の律子に触れるまでが謎解きの時間だとし、もし時間内に解けなかったら幼い頃の律子も地獄の使者に連れ去られ、律子のこれまでの人生35年間もなくなると律子に告げます。そうなると娘の存在もなくなる。
律子は考えます。
誰が自分を刺した犯人なのか。自分は周りに人間から好かれていない事が頭を巡る。
律子
わからない・・・。私は母親からも娘からも嫌われるような人間なんです。誰が犯人でも不思議じゃない
沙羅
みんなが敵に思える。それがあなたの生き方の最大の間違いです。
律子
ゲームに参加しなかったら、私が地獄に堕ちるだけで済んだんですか？
沙羅
「ええ」
律子
「どんな罪で地獄行きだったんですか？」
沙羅
「教えられません。ただそれだけ大きな罪を犯したという事です。正解に繋がるヒントは一切教えられません」
地獄の使者がだんだん幼い律子に近づいてくるのを見て律子は再度考えます。
そしてついに律子は推理を完成させます。
律子
「美久のボーイフレンドの蔵本樹季君です」
そして蔵本があの晩、ある事をするために倉庫に隠れていました。そこに律子が現れ驚いた蔵本は持っていたナイフで刺した。
そして律子は自分が犯した罪もわかったと沙羅に告げます。
律子
「私が地獄に堕ちる理由・・・母・飯塚町子はやっぱりあの時私が殺してしまっていたんです。私は人殺しです・・・」
律子の母親・町子が律子の家に来た時、律子が町子を殴ってあわてて律子がホームセンターに遺体始末の道具を購入する為に留守にした際、美久が帰ってきて倒れている町子を発見。
美久はボーイフレンドの蔵本に頼んで遺体を造船所の倉庫に行き、遺体を埋めようと夜遅くまで遺体を埋めようとした。
だが途中で雨が降ってきて、美久と蔵本は作業を一度中止し退散。
その現場を川澄に見られてしまっていた。
川澄はそれをネタに律子からお金を取ろうとしていた。
蔵本は美久が律子から入院した事を聞き、自分1人で夜にまた遺体を埋めようと倉庫に来て、そして川澄に電話で聞かされた律子が倉庫に現れた際、パニックになって刺してしまった。
沙羅
「正解です。」
沙羅はそう言うと美久にはちゃんと律子の愛情は伝わっていると話し、これから律子を生き返らせるが生き返る事によって美久にも人殺しの娘という業を背負わせる事になると話しまた後悔するかもと話しますが
律子
「そう思うかもしれません。私は弱い人間ですから。それでも精一杯生きてみます。生きていてよかったと思える選択するために」
そして死ぬ直前までさかのぼり、美久は蔵本と美久と話し自分が町子を殺した罪をちゃんと償うからと言い美久は初めて自分の本音を律子にぶつけます。本当は律子の事を愛していた事を聞かされ律子は美久を抱き寄せます。
そして出頭しようと警察署の前まで来た時に一人の女に出会います。
律子
「あの・・・」
沙羅
「なにか？」
律子
「私、昔あなたにそっくりな人に会った事があるの。もう何十年も前に」
沙羅
「他人のそら似じゃないですか？それより今、面白いニュースを見つけたんです。ほら、昨日物凄い雷がこの近所に落ちたでしょ？その雷が直撃して中年のおじさんが黒焦げ死体で見つかったって。ニュース出てますよ」
そう言われ律子は自分のスマホでそのニュースを見てみると死亡したのは川澄吾郎56歳。
律子
「川澄・・・？」
沙羅
「まあこんな死に方するなんてよほど悪い生き方してた人でしょうね。地獄行き確定です」
律子
「そうね。でもだったら私も地獄へ行くわ」
沙羅
「でもあなたはまだ生きています。だからそれはこれからのあなたの生き方次第」
その言葉に律子はハッとします。
律子
「・・・同じ言葉、どこかで聞いた気がする・・・」
沙羅
「気のせいですよ、たぶん」
そして警察署に入っていった律子を見ながら
見届けましょう。あなたたちの生き様を
最終回終了。
不思議なドラマでした。
30分でよくまとめているなというのが率直な感想です。
あと非現実な世界観もよく表現されていたと思います。
主演の中条あやみさんもその容姿もあって閻魔大王の娘という役どころも違和感なく表現出来ていて良かったと思います。
最終回のTwitterの反応
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この閻魔堂沙羅シリーズの小説は読んだ事はないのですが、ドラマを見てちょっと読んでみようかなという気になりました。笑
そしてこのドラマに関しても、演出や世界観も非現実な部分がとてもよく表現できていたと思うし、安間堂沙羅演じる中条あやみさんの閻魔大王の娘という雰囲気もちゃんと出ていて良かったと思います。
この沙羅は感情が豊かではないので中条さんもこういう役があっているのかもと改めて感じました。
是非続編などもやって欲しいドラマでした。
制作関係者並びに演者の方々お疲れ様でした！
閻魔堂沙羅の推理奇譚は↓↓から見れます！
